人を愛するということ

小さい頃、テレビの中に入りたいってぼんやり夢を見ていました。

キラキラした衣装を着て美しく氷上を舞うフィギュアスケートの選手に一目惚れをしてしまったから。

輝かしい瞬間の裏には

でも、実際テレビの世界に入りスポーツの現場で取材するようになって、私たちが目にする輝かしい瞬間の裏には、想像もつかないような厳しい練習と過酷なまでの自分との戦いがあることを目の当たりにしました。

血の滲むような努力をしても、それが結果にそのまま結びつくことはなく、時に試合に出ることさえできず、影で悔し涙を流しながらトレーニングに励む選手の姿を、私は間近で見てきました。
残酷なまでに数字として成績が現れる世界、またすべてを世間の人までもが知っているという状況の中で、選手として長く第一線でい続けるには、「メンタル」が強いことが絶対条件だな、と私はそこで感じました。
しかし、これは選手に限ったことではなくて、私たちにとっても、すごく大事なことだなと思うのです。

人間どんな人にも、いい時もあれば悪い時もある。
どんなに頑張っても、努力が報われないこともある。

支えてくれる人

その時に、

どんなふうにその物事を捉えるかで、その後の人生が変わってしまう

と実感しています。

失敗しても前向きに!ポジティブに考えようって口で言うのは簡単だけど、そんなに簡単にできないですよね。
メンタルの強さは、一朝一夕で培えるものでないことは明らか。

私の場合は、家族の支えが大きかったな、と心から思います。

以前、人生を語るインタビューでもお話ししましたが、人生で一番どん底にいた時、私はひとりぼっちだったことが本当に本当に辛かった。
当時の私は、少しでも誰かに状況を話したら家族に迷惑がかかると、誰にも話せず一人で抱え込んでいたため、息子と二人でこのままいなくなりたいと、本気で思いました。

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でも、そこで母、弟、妹、可愛い甥っ子たちが、私と息子を闇から救ってくれました。
一緒に泣いて、一緒に笑って、一緒に戦ってくれる。
そんな家族がいるということが、私にもう一度立ち上がる勇気をくれた、そんなふうに思います。

ああでもないこうでもないと、ワイワイガヤガヤ揉め事もしょっちゅう(笑)

でもそこには、”愛” があるのです。

愛があれば

愛があれば、人を妬むことも恨むこともありません。

人を許すことができます。

今は色々メンタルトレーニングの方法があるし、何かを成し遂げるにはそれを取り入れるのも時には重要なことです。
でも私は、家族の愛情に勝るものはないのではないかと思います。

家族への愛が、家族に愛されている実感が、人を強くし、奇跡を起こすのではないでしょうか。

今私は、家族をはじめ、私の周りにいてくれる方たちを心から愛しています。
だから今の私になら、どんなことも乗り越えられるって自信が持てるのかもしれません。

そんな愛の輪を、アーティストとして、ブランディングプロデューサーとしての活動を通じてどんどん広げていきたいと心から願っています。
これからも果敢にチャレンジし、行動し続けますので、どうぞよろしくお願いします!!

 

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