【インタビュー】AfriMedico町井恵理さん

女性起業家インタビュー Classyee Channel

今回はNPO法人AfriMedicoの町井恵理さんを取材させて頂きました。
インタビューの様子をお伝えしたいと思います。

お話しの中で、日本を代表する女性55人に選ばれたこと、JICA経験のこと、事業を始めるに至ったこと、「置き薬」モデルについて、マザーテレサのこと、など町井さんの人生観についてお伺いしています。

インタビュアー:石井江奈

石井:こんにちは、本日はよろしくお願いします。

AfriMedico事業紹介

町井:NPO法人AfriMedicoの町井と申します。
やっていることは、アフリカの中でも医療が届いてない地域がかなりあるのですが、届いてない地域に日本発祥の「置き薬」のモデルを届けるということをやっています。

世界で闘う日本の女性55人

石井:こちらのフォーブスジャパンという雑誌に世界で闘う日本の女性55人という形でミッションを持って活躍している日本人女性の55人の中に町井さんが選ばれたんですよね!
町井:はい
石井:この方々と肩を並ばれているということに対して、ご自身どう分析されますか?
町井:いや〜、まだここに載るような立場では無いので、見合うように頑張ります!
石井:すごく謙虚でいらっしゃいますね〜。

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青年海外協力隊(JICA)時代

町井:10年前青年海外協力隊でニジェール(アフリカ)に行く前はアフリカに一歩も入ったことなかった。
写真を見ながら:
この方がアフリカのカウンターパートナーで一緒の協力者ですね。
こちらは啓発の時の写真ですね。マラリアとかエイズとかを予防する啓発活動を紙芝居でやってるんですね。
石井:へ~
町井:こちらは啓発者の人に私が啓発するのでは無くて啓発者を育てようと思って、啓発者に紙芝居を渡して村々を回って、女性の方とか対象を分けてやってましたね。

現在AfriMedico事業

石井:どのくらいの頻度でアフリカには行かれてるんですか?
町井:今は現地(タンザニア)には現地のメンバーが活動していて「置き薬」の仕組みを回しているんですけれども、私達は年に2・3回ぐらいフォローアップをしてますね。
石井:期間はどのくらいなんですか?
町井:まあ10日〜2週間ぐらいですね。

大学時代

町井:学生時代インド国内をバックパッカーをしていて、その時にマザーテレサの施設でたまたまボランティアをしたのがきっかけで、そこからボランティアをずっとやっていて、社会人になりながらもボランティアしてたんですけど、もうちょっと長期的にやってもようと思って青年海外協力隊に行きました。
石井:ボランティアをやろうと思ったのとアフリカに行きたいというのは全然別問題で最初にボランティアがやりたいというところから入られたんですか?
町井:はい、そうです。

性格

町井:前に出るようなタイプでは無いですね、今でもそうですけど、あまり出たく無いんで、小さい時もそうでしたね、常に前に出ないで誰かの影に隠れていました、インタビュー受けるなんて全く無いですね、笑
でも、自分が見たものを伝えることは必要な気がしますね。

経営大学院時代

石井:グロービスの中でビジネスモデルを沢山精査されていたと思うんですけど、そのお薬をアフリカに持っていく「置き薬」というシステムを持っていくっていう風に最終的に決まったと思うんですけど、他には何かあったんですか?
町井:そーですね、はじめに私が考えてたのが「置き薬」のモデルだったんですけど、でもいろんなモデルを考えたりする時、一度ゼロに戻そうということで、ゼロから100個ぐらいビジネスモデルを考えて、その中で「今解決したいこと」とか「自分たちが出来ること」とかは何かと考えた時にやっぱり「置き薬」に戻ってきたというところがあります。

置き薬のモデル

町井:置き薬のモデルって目の前にあるので、使いたい時に使えることが良いのかなと思ってます。
病院に行ってもすっごい混んでるんですね。
ですので、自分たちで自分たちの健康を守ると変えていけば、病院に行く割合とかが減ってきて、病院は病院できちっとした疾患を対応していく役割があるのかなと思っていて、
そういった「セルフメディケーション」の仕組みを作っていくことが役割なのかなって思ってます。
「置き薬」のモデルは日本の富山が発祥の地ですね。

なぜ事業を始めようと思ったか

町井:事業をやろうとは思ってなかったんですよね、ただ何か貢献したい、何かしら自分が出来るものは無いかなっていうことで探索をして、大学院の方に入って研究をスタートしながら、やるならやろうと事業を始めた。
もし今AfriMedicoがどこかにあったら私はジョインしてたと思います。

町井:国を超えてミッションを共感出来ることにすごい感動する時が多くて、現地でもそういったミッションに共感する人が結構熱意を持って一緒に進めてくれているので、そういう時は結構感動しますよね。現在日本人スタッフ20人、現地の人が10人で活動してます。

なぜアフリカなのか

町井:青年海外協力隊がアフリカだったので、それがもしアジアだったらアジアだったかもしれないですけどね。
石井:でもそれは町井さんが今、目の前にあることを一生懸命頑張ってらっしゃったから、引き寄せて、お互いに引き寄せ合って、まさにそれがミッションなんだなってことをすごくわかったので、「今を生きる」って大事ですよね。
町井:そうですね、私も全然わからなかったですもんね、本当にこれを立ち上げてからこれをやって行こうと思ったんですけど、それまでは全然何が出来るんだろう、大学院に通いながらも何が出来るんだろうかとずーっと迷ってましたよね。

マザーテレサの言葉で突き刺さった言葉

町井:やることにどれだけ愛を込められたか、という言葉とか、事業に対しても多分そうだと思います。
どれだけ結果を残せるかとどれだけ気持ちを込められているか、のような気がします。

軸について

町井:軸をずらさないでおこう、というか、ずれていてもいいんじゃないかなと思いますね。
石井:皆さん期待を込めて多分こちらに(フォーブス)に選ばれたと思うので、、、
町井:はい、頑張ります。

石井:うふふふ、なんか今無理やり肩にすごいプレッシャーかけちゃったみたいで、ごめんなさいね。
はい、今日は町井さんにお話しを伺ってきました。これからの時代を担う日本の女性たちにとても参考になるお話しだったのではないでしょうか。今日は本当にありがとうございました、頑張ってください。
すごい、なんか今日町井さんに会えてよかった。
2人:ハハハッ

プロデューサーより

動画を見ていただいた後、もう一度読んで頂けたら嬉しいなと思い、台詞を書き起こしてみました。町井さんの活動をより多くの方に理解して頂けると私達も嬉しく思います。

プロデューサー 横田 洋一

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