ドリス・ヴァン・ノッテンに学ぶ、センスの磨き方
Classy Academy 代表 写真家の 石井江奈です。
2018年1月に公開になったこちらの映画、ご覧になりましたか?
ファッションデザイナー ドリス・ヴァン・ノッテンのドキュメンタリー映画。
「ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男」
彼の作品のインスピレーションの源になっているであろう、お城のような自宅と、美しいお庭。
デザインやコレクションなど忙しい日々を過ごす中、ターシャ・テューダーさながら花を植えたり丁寧に手入れをする、そんな日常の様子まで垣間見ることができます。
目の回るような忙しさのはずなのに、その姿のなんと優雅なこと!
彼のお洋服の美しさは、こんな優雅な日常から生まれているんだな、日々の暮らしを愛おしむって大事だなぁと、うっとりしながら見ていました。彼のお部屋の色使いにも、とても刺激を受けました!いろんな色が混在しながらも、スッキリと美しい。まさにドリスのセンスのなせる技!その理由は・・・
「ファブリックと飾る花は同系色に!色を繰り返すことによって連続性を持たせるんだ!」
このドリスの言葉、早速取り入れてみたいなって思いました!
映画の中では、彼の華やかな側面ばかりでなく、評価されなかったコレクションの話、存続までもが危ぶまれた時期などの話も、本人が赤裸々に語っていますが、そこには悲壮感はまるでなく、常に自分自身のエモーションに正直に生きてきた彼の生き方から、たくさんの勇気をもらいました。
もう一つ、心に残った彼の言葉があります。
「ファッションという言葉は嫌い。半年で消えていくファッションは虚しい。時代を超えたタイムレスな服を目指している。」
私のクローゼットには、とっても大切にしているドリスのお洋服があります。
それは、紺色のシンプルなジャケット。
確か息子が小学校入学した年に買ったものだから・・・7年間毎シーズン着続けていますが、全く型崩れすることも、古臭く感じることもありません。
まさにドリスが目指した服そのもの。
流行りを追うだけでなく、持ち主の人生に寄り添いながら、一緒に思いを紡いで行ってくれるそんな服を作るドリスに、私は心から共感し、彼のようにブレない芯と情熱を込めてモノづくりをしていくことの素晴らしさを改めて感じることができました。
どんな風な少年時代を送ったのかなぁ・・とふと思ってドリスについてちょっと調べてみました。
ドリス・ヴァン・ノッテンの生い立ち
テイラーを営む家系の3代目として1958年、ベルギー・アントワープで生まれました。12歳の頃から両親と共にパリやデュッセルドルフなどでファッション見本市を見て回るなど買い付けなどにも同行、亜麻布の素材を収集していたという母のもと、センスを磨いていったと言います。
ドリスが徹底的に、布地や素材にこだわるのは、こうした家庭環境から来たんだな、と納得しました。
育った環境により、感性は磨かれる
環境って大事だなぁと、大人になった今改めて思うのですよね。
ドリスの個性は、間違い無く育った環境に大きな影響を受けています。
でもね、それって、気づいた今から実践するだけで変われるって思うんです。
センスは自分で磨いていくもの
- 美しいもの、センスがいいと思うものと触れる時間を作る。
- 自分の価値観を、自分自身が知ること。
- 「自分の好き」を信じる
きっとこの積み重ねなんじゃないかなぁ。
ドリスだって、磨き続けたから「今」がある!
美しいものに囲まれてるだけで、自然と体が美しいものに反応する。
いえ、一見美しくないものからも、美しさを見つけることができる、それこそが感性の豊かさではないかと思うのです。
「写真を撮る」行為は、そんな自分だけの視点を磨き上げる、とっても良い練習になります!
それを実践したのが、今回のClassy Photo Salon 1期生。
綺麗なものをただ綺麗に撮るのではなくて、
「なぜ私はこれを美しいと思うのか?」
そんな自分との対話から、レッスンはスタートします。
ある方は、自分が撮った写真からご自身の過去を思い出し、ポロポロ涙を流されました。
自分と向き合うってなかなか普段しないことだし、過去は振り返らず前だけ見て歩くってすごくかっこいいように思うけど。
過去があるから今がある
私も、過去を捨てて未来を生きようと思ったことがありますが、正直うまく行きませんでした。
それって、自分の見たくないところに蓋をしているのとおんなじなんですよね。
過去を受け入れた瞬間に、心がスーッと楽になって。
怖いものがなくなったというのかしら?
自分のいいところも悪いところも全部受け入れた瞬間に、自分を信じることができるんじゃないかな、って思うんです。
私のPhoto講座やインナーブランディングコースを受けた方からは、
「写真からこんなに私のことがわかってしまうなんて!
えなさんは占い師ですか?それとも、預言者??」
そんなこと言われたりしますが(笑)写真の中に写ってるものを、言葉にしてお伝えしているだけなのですよ!!
本当に、写真てその人のその時の心が写し出される=写心なんです!
- 自分に自信をつけたい方!
- 自分の個性を見つけ、それをお仕事に活かしたい方!
- この春、新しい自分に生まれ変わって何かを始めてみたい方!
カメラ初心者から上級者までそれぞれに学びがありますよ。スマホで受講できますので、ぜひ一度体験レッスン受けて見ませんか?
Classy Photo Salonについて、詳しくはこちらをご覧ください→☆
ただいま、Photo Salon 3期生募集中です。
ギャラリーで、グループ展までできちゃうそんな講座です!
もう少し落ち着いたら始めよう・・・なんて言ってるうちに、あっという間に一年がすぎちゃったって経験、私も何度もあります。
エイって飛び込んだ人にだけ見える景色があるんです!そして一年続けてはじめて結果って現れるもの。やり続けた人だけが得られる喜びを、一人でも多くの女性と共有できたらなって思います。
お問い合わせ、お申し込みは各種SNSメッセージ、または ena819coco@yahoo.co.jp まで。
まずは是非、Classy Photo Salon 1期生の展示にいらしてください♪楽しいイベント詳細はこちらから→☆
☆第3回 Classy アート鑑賞会「ルドン展」のご参加者も募集中!
開催日時 4/11(水) 18時20分~20時 (終了後、お時間がある方は、場所を移してご一緒に軽くお食事をしながらアートのお話をしましょう!ご自身のご飲食代金はご負担くださいませ。)
開催場所 三菱一号館美術館
募集人数 定員6名 残席1名様です(3/18現在)
下記の参加費に加え、別途 美術館入場料 1000円(税込)がかかります。
- メンバー 3,000円 Classy メンバーになるにはこちらをご覧ください→☆
- LINE@のお友達 3,500円
- LINE@にご登録いただいていない方 4,000円
LINE@にご登録いただいた時点で、ラインのお友達価格でご参加可能です!お友達登録はこちらから。ID @rqq3744eからも検索いただけます!
最後に・・・
「ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男」
とにかく美しい映画です。
デザイナー、アーティスト、モノづくりをしている方だけでなく、様々な方に生き方を見直すきっかけをくれる、そんな映画です!
3月いっぱい、新宿や有楽町で見ることができますので、ぜひ行ってみて下さいね。