大切なもの、見つけた
昨日、無事に16日間にわたる個展が終了いたしました。
皆様の支えがなければ実現しえなかったあの時間、あの空間は、いつまでも私の心の中に息づくことでしょう。
本当に素晴らしい経験を、ありがとうございました。
今回のシリーズで、私はあえて”他者(ひと)”を写していません。しかし、静物や私自身の身体の一部を、光と影を描き表現したことで、作品の中に”他者”の存在を感じてもらえたのではないかと思います。
そんな作品群だったからこそ、お客様がいらしてはじめて作品に命が吹き込まれる・・そんな空間づくりを目指しました。ご自身とじっくり対峙されたり、ある時はご家族やお友達と笑顔で語り合いながら作品をご覧になる姿を見て、目指していた姿がようやく実現できたと感じました。
読書感想文
今年の夏は、息子と海や山へ出かけることもなく、せめて映画を!と向かえば まさかの骨折騒ぎで、夏休み後半のバカンスの予定までお預けに・・・
申し訳ない思いでいると、息子が、「ママ、これ読んで!」と。
息子の夏休みの課題「読書感想文」
下書き段階で突っ込みどころは満載ですが(笑)、息子はちゃんと見ていてくれました。
溢れ出す嬉し涙をぐっとこらえ、息子を抱き締めようとしたら・・するりと逃げられました。ギプスで固定されたこの足では追いかけられず・・断念 笑
大切なもの
星の王子様は言っています。
「大切なものは目に見えないんだよ」
大切なもの・・息子の言うように、それは「想い」なのかもしれません。
個展のタイトルには、”Precious one” 大切なもの、とつけました。
ネガと同じサイズの密着プリントで作品を展示したのは、拡大したりゆがめたりする事なく、そこにある現実そのものをまるごと受け止めようという想いからでした。
私の身の回りに存在する全ての人やものへの、想いであり愛が私にとっての「Precious one」だったのです。
今回の展示が、皆様の大切なものを考える、きっかけになったとしたら、私は本当に嬉しいです。
誰かのために頑張るのではなく、自分の強い想いを達成するために、勇気を持ってチャレンジし続ける。皆さんのことを愛している人は、そんな皆さんの姿を見て心から喜んでくれることでしょう。
心を繋ぐアート
今回の初めての個展を通じ、私は改めて、自分は人が大好きなんだな、ということを実感しました。
私の大切な方たちが、私の作品を通じて繋がっていく姿を見て、心から幸せに思いました。
これからも、私は皆の心を繋ぐアートを作り続けていきたい、また、そうして繋がった皆さんとチームを組んで、何か大きなチャレンジをして、素敵な未来を切り開いていきたい!そんな風に願っています。
今回の個展では、皆様口々に、「実際のプリントを観られて本当に良かった。」とおっしゃってくださいました。
やはり、実際に会わないと、話してみないと、本当の想いは感じられないんだと思いました。
現在企画中
最後に、皆様と直に触れ合う機会を、近々作りたいと思っています。現在企画中なので決まり次第公開して行きたいと思います、ご期待くださいね!