失敗したから気づけた、私らしい生き方
鳥のように自由に
学生時代、同級生男子から、
「江奈はいいママになるよ」
と言われ、アメリカのホームドラマに出てくるようなアイランドキッチンで七面鳥焼いたり、クッキーやケーキを大家族のために作っている幸せなママになった自分を妄想しニヤけていると…
「あ、俺が言ってるのはクラブのママね」と!!
「何言ってんの!絶対幸せな結婚するんだから〜」と大見得切ったものの…
あー、結果は私の惨敗…
妄想と現実
彼は、18歳の時から、私の本質を見抜いていたんですかねー (苦笑)
知らぬは自分ばかりでした。
そもそも私は、「いい妻でありママになろう」と思ったことが間違いでした。
優等生の殻を破って、20歳で単身パリに渡った。外国で暮らしはじめて日本語の美しさに気づき、アナウンサーになりたい!って夢が出来た。
やりたい!と思ったことを行動に移したら、思いもよらなかった道が切り開かれた。
その時その時の今の想いに素直に行動し、やっと自分の求めていた自由を手に入れた。
私らしさとは
なのに…
プロ野球選手の妻になった途端
控えめで夫の成功を陰で支える従順な妻になるべきだ、と勝手に自分に枷をかけ、自ら自由を奪っていた。
優等生ママになろうとした自分がいたのです。
でも良き妻、良き母であろうとしたあの時間も、私にとっては必要な時間でした。
私らしくはなかったかもしれないけど、あの時の私は、少なくとも一生懸命だったから。妻という立場でできる限りのサポートをしよう、って必死に頑張って日々生きていたから。
何が正しいかなんて誰にもわからない
常識ってなんでしょうね。
何が正しかったんですかね。
多分、誰にもその答えはわからない。
まわりからはどんな風に思われるかはわからないけれど
私が大好きな人、私を大切に思ってくれる人に誠実でさえいれば、自由にしていいんだろうなって今は思います。
人のためだけに生きることは、結果誰のためにもならない。
鳥のように自由に生きよう
鳥のように自由に。
何かに縛られることなく、思い切り自由に羽ばたくために。
私自身も、私が愛する人にも
今はそう望みます。
ただ疲れたら帰れる場所を残してあげられたら。
それでいいのかなって、ゆるーい感じで。
失敗したから気づけた。
そして彼と一緒になったからこそ、私は息子を授かることができた。
そのことに心から感謝して。
日々、生きて行きたいなって思うのです。