個展オープニングパーティーについてと、Q&A「アナウンサーから写真家への道②」

個展スタートまで、あと10日!!

いよいよ目の前に迫ってきました個展
Texture 「かさなる気配」

東京 銀座のギャラリー ART FOR THOUGHTさんで、8/17~25まで開催します。

個展の詳細はこちらをご覧ください→★

 

詳細にも書きましたが、8/19にオープニングパーティーをいたします。

今回の個展はカフェの併設されていますギャラリーですので、1000円のチャージで(ドリンク一杯とタパス3種がつきます)、皆様に作品を、空間を楽しんで頂けたらいいなと思っています。17時半ごろから30分ほどアーティストトークもいたしますのでお楽しみに。

パーティー自体は17時から19時としておりますが、私も当日は16時半から20時過ぎまでギャラリーにいる予定で、出入りも自由です!

追加のドリンクや簡単なフードなども、カフェでご注文いただけますので、是非皆様ゆっくりなさってくださいませ。Closeは23時となっています。

皆様とお話できること、心から楽しみにしています。

10日までに、大体の目安の人数を報告しないとなりませんので、ご参加いただけそうな方は、メッセージをいただけますと嬉しいです!

LINE、FBなどのメッセージでお知らせくださいね!

こちらは新作のプラチナプリント。
少しずつ額装も仕上がってまいりました。

 

個展情報 Q&A

「なぜアナウンサーの私が、写真家になろうと思ったか?」第一話には、皆様からたくさんのご感想をいただきましてありがとうございました!記事はこちらから→★

局アナ時代から、芯が全くブレてないですね!

継続と破壊、すごく納得しました。

人生のストーリーって本当に人それぞれに色々あって、読んでてワクワクします!

色々捨てられない私には・・・眩しいです。

こんな風に言ってくださる方も!さらにこのような質問が!

 

「人生を方向転換する時に、不安になったことはありませんでしたか?」

今手にしているものを壊すとか捨てるっていう行為を、誰に言われるでもなく自らするには、自分のことを本当の意味で信じていないと出来ないことかもしれないですね。

あの頃の私が自分を心から信じられていたか・・・今思うとあまり自信はありませんが(笑)

自分の欲しい未来を手にするには、必要なことなんだ!って、

ある意味「覚悟を決めた」瞬間であったことは間違いないです。

 

そうした覚悟で写真と向き合っていたのですが、周りから見たら、

「新人のくせに。しかもいい歳してからキャリアをスタートして、プロとして写真で食べていこうと考えるなんて」と半分笑われていたんじゃないかな、って思います。

でも、私自身の思いははっきりしていましたので、何を言われても、周りにどう思われても、信念を曲げるつもりはありませんでした。やれるところまでやり抜こうと思っていたので、不安よりワクワクの方が大きかったです。

 

でも、自分自身で、たった一つ負い目に思うことがありました。

それは、

「美大を出ていない」ということ。

 

これは、実は長いこと自分自身のコンプレックスであり、

すでにスタートラインから外れているような。

勝手に自分を卑下してみていました。

(ダメですね~。卑屈ですね~。)

この呪縛から逃れるのは、なかなか時間がかかりました。

さらに!いざ何かの専門家になろうと思ったところで簡単に結果が出るわけもなく。

 

私の場合は、同時期に、出産、子育てがありましたので、正直なんども挫折しそうになりました。

挫折、というより、まだスタート地点にも立てていない自分がもどかしくて情けなくて。

子育て中、社会から隔離されているような焦燥感もありながらも、日々の喧騒の中で身動きが取れなくて・・・

一歩進んでは、また一歩後退して。

 

でも!

「何があってもやり続ける!」

その思いだけで、ここまで来たように思います。

これからもきっと永遠に、生きている限りこの葛藤は続くんだと思います。でも、みんなそうなんじゃないかな。だって、人生に正解はないのだから。

 

今できることをやり続けるしかない!

この頃、作品の制作と同時に、私は世界の写真家の歴史を、東京都写真美術館にこもって調べていました。

理由の一つは、

「美大を出た人全員が、一流の写真家になってるわけではない。

けど、自分でそれが気になるなら、美大でみんなが学んでることを独学で勉強すればいいんだ!

それなら子育て中だってできる!今できることをやろう!」

そう思ったからでした。

もう一つは、

「写真の歴史の中で、自分が目指すべき作家はいるのか、自分のポジションを知る」

ことが目的でした。

調べていく中で、自分の立ち位置、目指すべきところがはっきりするとともに、たくさんの発見がありました。

 

独学で写真を学んだ人はもちろん、主婦業を全うし、子育てが終わってから写真をはじめ、素晴らしい作品を世に残した女性が世界を見たら何人もいたのには、驚いたと同時にたくさんの勇気をもらいました。

自分が過ごしてきた経験は全てが宝物。

その経験をもとに、自身の個性(ものを見る目と感性)で、いかに表現できるか。

それこそが求められていることだし、私が進むべき道だ!

 

これに気づけたことが、大きな収穫でした。

さらに、写真と言葉を通じて女性たちの才能を発掘するClassy Academyを立ち上げるきっかけにもなった出来事でした。

 

次回は、なぜ「写真」だったのか。というお話ができたらと思います。

あと少し、お付き合いくださいね。