安藤忠雄の「挑戦」が生み出す驚きと幸せ
自分に何ができるのか?
プラチナプリントアーティスト 石井江奈です。
先日、英検の過去問を解いていた息子。
今、英作文を書かせる問題があるんですよね。
で、こんな質問が。
What do you want to be in the future?
息子の回答はこちら。
I want to make something that will help many people!
「何か人の役に立つものを作りたい」!
ちょっとびっくりしました。
そんな風に思えるようになったなんて!と嬉しいと同時に、涙もホロリと。
人の役に立ちたい!って一番に思えるようになったのは、
苦しかったあの頃、たくさんの方に支えられ、助けられてきた
そんな実感があるからなんだろうなって。
子供って、多分親が思っている以上にいろいろなことを見ていて、そこから彼らなりに
これからの自分がどうあるべきか。社会とどう関わるべきか、一生懸命考えてるんですよね。
だから、きっと親とか、大人の役割って
子供達が苦労しないようにレールを敷いてあげることではなくて。
その子のキラッと光る部分を見つけてあげて
小さな小さな可能性の芽を広く深く掘り下げ、その子にしかできない何かを見つけるお手伝いをしてあげることなのではないかなって思うのです。
あくまで主体は子供本人じゃないかと。
「人が好き」「何かをゼロから生み出すことが好き」「美しいものが好き」
そんな息子に私が見せてあげられる新しい世界は何だろう?と考えて見た結果
先日、国立新美術館の安藤忠雄展に連れて行ってみました。
(こどもといく美術館、芸術の秋にとってもオススメです!)
以前、こんな記事をアップしました。→☆
安藤忠雄さんは
言わずもしれた日本を代表する建築家。
元プロボクサーという肩書きもすごいですが、
個性的なヘアスタイルと、関西人特有の面白トークでもおなじみ。
しかし、彼の過ごした子供時代は決して恵まれた環境ではなかったそうです。
独学で建築を学ぶエネルギーとパワー、並大抵な努力では夢を叶えることはできなかったでしょう。
安藤さんご自身は、今回の展示に向けてこのように話しています。
誰が観ても発見と驚きがある展示になるよう心がけました。私は建築を通して希望と夢と勇気を持って生きることの大切さを伝えたい。ですから特に、子どもたちにたくさん来てもらいたいんですよ。50年間、建築と格闘ばかりして生きてきた人間がいるらしい、ならば自分はこう生きたい。そんなことを考える材料にしてくれたら何より。それから70歳でも80歳でも、目標を持って毎日生きている人にもぜひ足を運んでほしい。自分や社会に何ができるか考え続けていれば、何歳になっても青春です。
息子に、安藤さんのエッセンスを感じて欲しい。
心からそう思いました。
カメラを持って出かけると、驚きと発見がたくさん!
今回は、私が写真を本格的に学び出した時に初めて手にしたカメラ。
ライカX2を息子に持たせました!
海外の展示では基本撮り放題。
小さい頃からカメラを渡すと、様々な角度から作品をパシャパシャ楽しそうに撮っていました 笑
日本の美術館は、撮影不可のところが多く残念なのですが
今回の安藤さんの展示は、一部撮影許可されている場所があります。
しかも、それはなんと安藤建築の代表作
光の教会を、原寸大で再現した、と言うもの。
息子撮影 ローライと私
お子様が楽しめるポイントとしては、スタンプラリーもありますよ!
小さい子は特に、スタンプ集めるの、大好きですよね。
展覧会に行った後、都内の安藤建築を巡ってみるのも、また楽しいと思います!
展示を見終わった息子の感想
安藤さんは絶対逃げない。真正面からやりたいこと、やるべきことに向き合ってる。それが最高にカッコいいって思った。
息子は、これからきっと色々な苦難に直面すると思うし、
母親だけで彼の悩みを全て受け止め、解消することは難しいかもしれない。
けれど、周りには本当に素敵な方がたくさんいてくださる。
思いの共通する方々にアドバイスをいただきながら、
そして、少しずつ助けていただいたことに対して感謝の気持ちを形にしながら
成長していってほしいなって思います。
自分本位な努力では、
夢を叶えることはもちろんのこと、誰かを幸せにすることなんてできません。
安藤さんのアイディア力、行動力、そしてたゆまぬ努力に大いに刺激を受けた私たち親子。
自分の信じた道を、誠実に謙虚に、時に大胆不敵に!!仲間と手を取り合いながら階段を登っていきたい、と気持ちを新たにしました!
安藤さん設計の兵庫県立美術館にて
最後に、建築って最高のアートだと思います。
アートに関しては、今経営者の間でものすごく注目されているという嬉しいニュースを聞きました!
そのことに関しては、またいつかのブログに書きますね。
安藤忠雄展に関して、詳しくは国立新美術館のHPをご覧ください。
光の教会を堪能するには、ぜひ、晴れている日に、カメラを持っていかれるとより楽しめると思います!時間帯によっても光の入り具合が違うと思うのでまた私も再訪したいなぁ。
実物の光の教会も見てみたいし、ヴェニスの美術館や、現在進行中のプロジェクト、2019年にパリで開館予定の美術館にも行ってみたい!!
これからも息子に新しい世界を見せるべく、どんどん挑戦して行きたいと思います!!
インスタグラムでは、私の日常を、ツイッターではお役立ち情報を日々更新しています。
画面右上(スマホは一番下)のアイコンからご覧くださいね。
写真を通じたものの見方を通して、あなたの個性を発見するClassy Photo Salon