Classyアート鑑賞会「デュシャン」で繋がるアートの輪

いきなり便器の前での集合写真をトップ画像にしてしまいましたが!皆様の笑顔から楽しい雰囲気が伝わる一枚かと思って♫今日は、10/6(土)東京国立博物館で開催した「マルセルデュシャンと日本美術」Classyアート鑑賞会のレポートブログです!

Classy Academy代表 石井 江奈です
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振り返れば、今年の1月、アートライターの新 麻記子さんを解説に招いてスタートしたClassyアート鑑賞会

実際に展覧会を取材している麻記子さんに解説していただくことで、アート初心者様には難解な用語もよりわかりやすく、そして、アートに精通していらっしゃる方には、取材のこぼれ話を含め、一人で回るだけでは得られない裏側の情報までお届けできたら、と。さらに、そんな風にして、アート好きの輪が広がったら嬉しいなと思って。

7回目を迎えた今回は、なんと過去最多となる参加人数!主催者の私たちを合わせると、合計11名という大所帯でのツアーとなり、大いに盛り上がりました!!

今回デュシャンというテーマを扱うにあたって、美術関係者の中でも非常に難解なアーティストと言われていることもあり、どのように皆様にお伝えしたら楽しんでいただけるか、麻記子さんと打ち合わせを繰り返し、今までとガラッとレジュメの構成も変え、

彼の人生を追いながら、時系列で作品を理解することで見えてくることがあるのでは?

と、デュシャンの生き様に、フォーカスして皆様をご案内させていただきました。

画家時代

フランス生まれのデュシャン、若い頃は画家として活躍していました。

デュシャンが画家として10年も活躍していたことにびっくり!さらに、印象派の影響を受けていたり、キュビズムの影響を受けていたりと、作風がどんどん変化しているのもまたびっくりでした!(参加者様の声より)

皆様、真剣に解説を聞いてくださってます

レディメイド

便器は果たしてアートなのか

皆様はどう思われますか?

「美術作品とは、創造力と名人的技術と幸運に恵まれた人が作り上げた絵画や彫刻などである」

という通念に真っ向から立ち向かったデュシャン。

既成品を使用して、芸術の概念を覆す独自の表現を追求。
デュシャンは、便器を使ったり、自転車の車輪を利用して、その捉え方・見せ方一つでアートに昇華させました。

 

垣間見えるデュシャンの葛藤

「自分の本当に表現したいことってなんだろう。うまく絵を書くこと、皆から賞賛される作品を作ることが自分の望みなのだろうか?」

展覧会を回りながら、デュシャンはそんな風に考えたのではないか?と思うようになりました。

私は、鑑賞会前、フィラデルフィア美術館の学芸員 マシュー・アフロンさんの「デュシャンの本質」という講演を聞いていました。

マシューさんは、

「デュシャンの日々のルーティーンこそが作品と言えるのではないか。最大の作品は、彼の存在そのものだ」

と話していました。

だから、便器がアートであるか、という議論は本来重要ではなくて、

常に変化を求め、既成の概念を打ち破り新しいものを生み出そうとするデュシャンの姿勢そのものを、現代を生きる私たちは学ぶべきなのではないか?と思いました。

 

当時、こういったデュシャンの行動は、世間から大きな反発を受け、さらには政府からも目をつけられるようになったそうです。今でこそ、現代アートの父と呼ばれるデュシャンですが、大きな葛藤があったはず!!

でも彼は真っ向から立ち向かいました!!

 

何かを始めようとするとき、新しいことを始めようとするとき、多くの人が、「何をやっているんだ、そんなことやるなんてバカじゃないのか」と反対意見を言うと思います。

それでも、自分の信じた道を貫く。

とにかくいろいろな妄想をして、考えて考えて、それを形にしてみる。

誰が何を言ってもやり続ける。

デュシャンの生き様から、多くを学べる展覧会でした。

 

参加者様から寄せられたご感想

会場を回りながら、解説の合間には所々自由時間を設け、皆様それぞれとお話しさせていただく時間を設けています。

今回、会の終了後、皆様からたくさんのメッセージをお寄せいただいたので、こちらでご紹介させていただきますね!

 

 

皆様、本当にたくさんのご感想、ありがとうございました!!

ライターとして「書く」プロフェッショナルの麻記子さんにとって、「話して伝える」ことは本当に難しいことだと思いますが、毎回鑑賞会前の特訓にもめげることなく(笑)「皆様にご満足いただける解説をしたい!」との思いから勉強を重ね向き合ってくれています。日々努力されるその姿を見て、麻記子さんをスカウトして本当に良かった!と思っています。

この場を借りて・・・麻記子さん、これからも末長くよろしくね。毎回少しずつ進化させながら、とにかく続けて、アートの輪を広げていこうね♫

実はこんなご意見もいただきました。

ご心配、ありがとうございます!貴重なご意見、大変嬉しいです!

デュシャンは、「見るものが芸術を作る」という考えでしたが、私たちのClassyアート鑑賞会もまさに同じ。

参加者様と、会話をして思いをぶつけ合って初めて成立します。

前回のゴードン・マッタ=クラーク展とともに、今回は会場で写真撮影もできるなど、時に笑いあったりしながら和気藹々と楽しめましたが、静まり返った美術館ではこうも行かないこともあるでしょう。

でも、私たちも、その場その場で柔軟に、常に新しい形を模索しながら、Classyアート鑑賞会を続けていきたいと考えています。今後のさらなる進化に、期待してください!!

解説の合間に設ける自由時間には、お一人お一人と楽しくお話しさせていただいています。

リピーターの方も、初めましての方も!
アートを通じてすぐに会話がスタートできる!

そんなところもこのClassyアート鑑賞会の魅力だと思います。
ご興味持っていただいた方、是非是非ご参加、お待ちしています。

次回のClassyアート鑑賞会


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皆様とご一緒できること楽しみに、私たちも準備頑張ります!

 

デュシャンに関する参考文献

ご興味が湧いてこられた方のために・・・「やって見たいと思った今こそ始めどき!」(前回のブログ・夢を叶えるために必要な3つの行動はこちらから→☆)

デュシャンについての文献、いくつかご紹介しますね。
展覧会に行かれる前に、また行かれた後に、ぜひお読みになってはいかがでしょうか?
芸術の秋、読書の秋、楽しみましょう!!